
ABOUT
「野生を思い出そう」
それは、ただのトレーニングではない、
“生きる力”を取り戻す時間。
私たちは、かつて野生だった。
自然とつながり、生命の循環の中で生きていた。
感じること、動くこと、そして生きること。
現代の暮らしで失いつつある、
人間本来の感覚と動き、そして生きる力を──
もう一度、呼び覚ます旅に出よう。

なぜ“野生”に目覚めたのか──
野生のストーリー
東京、千葉で15年以上、パーソナルトレーニングジムや高齢者の運動施設で、ボディメイク、ダイエット、機能回復、パフォーマンスアップなど様々な目的のためのトレーニングを担当する中で、トレーニング以前に腰痛、肩こりなど慢性痛があり思うように動けないというクライアントが多いことに直面しました。
それからボディメイクを目的とした機械的なトレーニングに疑問を感じるようになり、人間の本質的な健康とは何かを考えるようになりました。
自然の中で、本来の自分が目を覚ます
そんなある日、久しぶりに山に行く機会がありました。長い間都会で過ごしていたので自然に触れるのは久しぶりでした。
そこで木を見たり、鳥の鳴き声を聴いたり、川の水の冷たさを感じたり、草や土の匂いを感じていると、とても穏やかで懐かしい気持ちになり、不思議と心身が軽くなりました。
それと同時に、ふと「五感が衰えている!?」と感じました。
感覚が目覚めた時、身体の底からエネルギーが満ち溢れて来て、自分本来の漲る生命力を感じました。
そして、身体をおもいっきり動かしたくなって子どもの頃に戻ったように木に登ったり岩に飛び乗ったりして遊ぶように身体を動かしていると、自然と身体や五感がフル稼働していることに気づき、純粋に身体を動かすことの楽しさや心の充実感を感じ、本来の自分を再発見できました。
その時感じたのは、
「自分の身体ってこんなに自由に、楽に動けるんだ!」という驚きと、
「これが自然体なのか」「人間も自然の一部なんだ」という本質的な気づきでした。




本質的な健康とは、「感覚」を取り戻すこと
自然は、自分の身体が自然と切り離されて不自然な状態になっていたことを教えてくれました。
その瞬間、情報過多の現代において現代人が一番失っているものは筋力や柔軟性ではなく「感覚」だと気づき、本質的な健康のためには自然の中で人間本来の「感覚」を取り戻し思い通りに動ける身体づくりをすることが必要だと思いました。
そして、2021年、海と山と人との距離が近い鎌倉の地に拠点を移し「自然の中でのトレーニング」をテーマにトレーナーとして独立し、活動をスタートしました。
自然・身体・感覚、探究の旅
感覚の必要性がわかっても、目に見えないものだし、「なぜ感覚が働くと心身の状態が良くなるのか?」ということをトレーナーとしてどう伝えたら良いのか悩んでいました。
そして、もっと自然と人間のことを理解したいと思い、全国各地に自然、身体、感覚の探究の旅に出ました。







各地の壮大な自然の中に身を置く中で、私はワクワクと同時に恐怖心にも向き合う瞬間を何度も経験しました。
そして、その瞬間、
自分の野生が目覚めました。


そのとき感じたのが、「今、生きている」という強烈な実感と、内なる生命力の目覚めです。
今その瞬間を感覚をフル活用して生きる力こそ、野生の力なのです。
自然 × 科学から生まれた「YASEI METHOD」
私の探究は、自らの自然体験による身体感覚だけでなく、進化生理学、神経科学などの科学的理論にも及びました。
人類は進化の過程でどのように人体を形成してきたのかという人間の成り立ちと、脳と神経による人間が動く仕組みを学んだことで、感覚や動きについて科学的根拠を基に理解できるようになりました。
そしてたどり着いたのが、
「現代人が失った力は、自然の中で感覚と動きを通じて目覚めさせることができる」という結論。
この経験と理論を融合させたのが、YASEI METHODです。
野生のパーソナルトレーナー始動
自然の中での自らの経験を基にした自然と調和する体験と、科学的根拠に基づいた感覚の使い方と身体の動かし方を軸に、
現代人が失っている野生の力を目覚めさせることを使命に、野生のパーソナルトレーナーとして活動をスタートしました。


YASEI METHODについて

なぜ「野生」なのか?
人類は数百万年もの間、過酷な自然環境の中で進化してきました。 私たちの脳や身体は、本来、自然のリズムに合わせて動くように設計されているのです。 野で生き延びるためには、感覚をフルに働かせ、外敵や環境の変化に対応する必要がありました。 しかし現代の便利で快適な暮らしの中では、野生であることは一見「必要のないもの」となりました。 その結果、私たちは感覚を鈍らせ、身体の使い方を忘れ、慢性的な痛みや不調、動きづらさに悩まされるようになったのです。 それはまた、子どもたちの自然な発達や、健やかな成長にも影響を及ぼしています。 だからこそ今、私たちは本来の「野生」を思い出す必要があるのです。

本能的に、自由に、生きる
私たちは本来、もっと自由に、感覚的に動ける存在です。 大人は子どもの頃のように本能的に動いて、子どもはその本能的な動きを思う存分発揮して。 私たちの脳と遺伝子に刻まれている動きや感覚をもう一度思い出すことで、身体の底から漲る力を感じられるはずです。 土の感触、鳥の鳴き声、風の匂い、水の冷たさ。 走る、跳ぶ、登る、投げる、転がる。 進化の過程で築かれてきた人間本来の感覚と動きは、私たちの脳と遺伝子に記憶されています。 あとは、思い出すだけ。

生きる力を目覚めさせる体験
私が大切にしているのは、ただのトレーニングではありません。 自然とつながり、身体と向き合い、本来の感覚や動きを取り戻す体験です。 たまには外部の情報をシャットダウンして、 自然の中でのトレーニングを通じて、自分の身体の感覚とじっくり向き合ってみてはいかがでしょうか。 きっと、自分を再発見できるはずです。 「再発見」とは、 それまでとは違う観点から、そのものの本来の良さに改めて気づくこと。 自分の身体は、自分のもの。 何かに依存することなく自分の意思で身体を動かし、感覚を磨いて、自分の身体の理解を深めること。 それこそが、本当の健康であり、生きる力そのものだと私は信じています。